桜坂（さくら坂）
確かに見事な桜のトンネルである。わずか１５０ｍほど、いや、もうちょっと短いかもしれないけど、そのくらいの僅かな区間にも関わらず、いいムードだ。
３月３０日、都内の桜がほぼ満開になったこの日、たまたま義弟の家に所用で行き、ついでに案内されたのが、ここ。天気はぼんやりしている感じで、撮影するのには問題有り。（桜の色と曇天の空が同化してしまう。）
下調べも何も無いまま行ったのだが、こういった（左のような）説明文が掲示されているので助かる。どうやらこの道は旧中原街道だということ。そして、初めて知ったのだが、中原とは平塚にある地名のことだった。
六郷用水
桜坂を多摩川方面に下ると、またまた桜が咲いているのが目に止まる。そこが旧中原街道と交差する六郷用水（跡）であり、用水に沿って散策路が整備されている。
六郷用水は、とてもキレイな水で驚いた。大きな錦鯉もたくさん泳いでいるし、近所にこんな散策路があったら嬉しい。雰囲気は金沢って感じ。（私の印象だけど）
写真では分かりにくいが、コケがたくさん生えている辺りからポタポタと水が染み出てきて、それがこの六郷用水の水源（元々はもっと水量のあるところから採り入れていたのだと思うが・・・）になっている。だから水がキレイなのだ。
多摩川（丸子橋近辺）
六郷用水は中原街道のところで分断されているが、そこから街道に出る為に階段を昇ると、丸子橋のたもとであることが分かる。以前は中原街道を良く利用して、この橋も何度となくクルマで渡ったことがあるが、その橋のたもとにこれだけ風情のある場所があったなんて、まったく知らなかった。ほんと、東京って色々な名所があって面白い。
＜左＞丸子橋。対岸は川崎市なのだ。 ＜右＞東京湾j方向には新幹線と横須賀線のガードが見える。
桜坂や多摩川へ
電車で行くには・・・
私の場合、環八より都心側の雪谷大塚というところにある義弟の家からのスタートだったので、そこそこ距離はあるものの、まあしかし、歩く（運動する）と思えば、ちょうど良い感じだ。
しかし、六郷用水や桜坂の最寄り駅は確実に東急線の沼部駅である。今回は寄らなかったけど、趣のある駅舎らしい。
沼部駅から一旦桜坂に行き、バックして六郷用水沿いの散策路を歩き、そして、多摩川台公園に行く、というコースがお薦め。帰りは多摩川駅から直通の渋谷駅行きなどを利用するのが良い。
多摩川台公園もなかなかよかった。後ほど少しだけご紹介いたします。 | 
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走っている電車は東横線。丸子橋と並んで走る。川面には釣り人たちが･･･。
やや川上から丸子橋を眺める。川沿いって、独特の風情がある。
こうやってのんびりと河川敷を歩くのって、いい感じ。お金かからないし。（笑） だが、しかし、今、某Ｓ田さんはニューヨークに旅行中。河川敷もいいけど、おいらもニューヨークに行きたいもんだ。
 | いいなあ、こういう店って。
私の父が若い頃、かなり釣り（川釣り）に凝っていて、毎週休みには近所の川（渡良瀬川）に出掛けていった。時々、幼少の私をこういう店に連れてきてくれた。
うーん、郷愁を感じる。
看板がいいですねえ。一色で、売っている代表的なものが、一発で分かるようになっている。しかし、丸ゴシックを使っているのが残念。（笑） |
多摩川台公園（古墳跡）
多摩川沿いの高台になっているところ。多摩川や対岸の川崎方面が桜の木々の間から眺められ、非常に気持ちの良いところだ。園内にある古墳に関する資料館は無料（たまたま今回だけなのか？）。古墳についての知的好奇心を満足させるに十分だ。棺の中で眠るかつての偉い人（もちろん人形なんだけど）が、ちょっと不気味。古墳というとサラリと流すけど、よくよく考えてみりゃお墓なのである。
多摩川駅からの下り電車がそろそろ鉄橋を渡るところ。多摩川台公園は多摩川駅からすぐのところに登り口がある。向こうに見える大きなビルはおそらく武蔵小杉の辺りだろうか。
午後２時頃。平日なのに春休みだからか、人が結構いた。それに、場所取りの新人くんもいたかもしれない。但し、今夜は冷えるぞ！（笑）
東急の多摩川駅。近辺は落ち着いた感じの住宅街。右は、午後３時頃の多摩川駅のホーム。ちょうど渋谷行きの電車が入ってきた。夕刻、原宿で用があるので、ここから電車に乗った。
2006/3/31 Ｚａｋｉ |
